2015年1月10日土曜日

中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」 「密告」

今日は「密告」という時代劇を見ました。

池波正太郎の「鬼平犯科帳」のドラマです。

ある盗賊の頭の女房は、実は鬼平が昔、女が15歳位だった頃、乳飲み子を抱えて侍に捨てられたのを不憫に思い、28両の金とサンゴのかんざしを与えて、送り出した経緯がありました。

その女房がある日、鬼平あてに「密告文」を渡しに鬼平の役所近くの居酒屋にやって来ましたのさ。

その女房は、盗賊の頭であった夫の死後も、盗賊の手助けをしながら過ごしていましたが、自分の息子だけはこれ以上鬼平の迷惑になりたくない、の一心で、息子に江戸での勤めを辞めるよう必至で説得するのであった。

しかし、息子は頑として聞き入れず盗賊を続けていました。

ついに思い余って女は、密告することにしたものです。

この「鬼平犯科帳」という時代劇は、江戸時代の庶民の悲惨な暮らしが描かれ、貧乏から抜け出すために、盗賊団か出来上がり、又、それを取りしまる役所として「火付盗賊改」との駆け引きや、捜索、探索を通じての、人間模様が描かれています。


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